デジタルサイネージが普及しはじめたのはなぜ?

近頃よく目にするデジタルサイネージ。
その始まりは1980年前後のアメリカと言われていますが、ここ最近、日本でも急速な市場拡大を見せています。
ではなぜこれほど普及してきたのでしょうか。

デジタルサイネージの特徴は情報の発信量がほとんど無限大といっても良いくらい膨大であるということです。
ディスプレイ1つに複数の情報を表示を切り替えながら発信できます。
例えば最も目にする機会が多い電車内のドア上部にあるデジタルサイネージ。
路線図と現在位置・所要時間が表示されていたかと思えばニュースやCMが映し出されたり、停車駅近くになるとその駅の周辺情報が表示されたり、トラブル時には案内板に切り替わるなどタイムリーな情報を発信しています。

もちろん、デジタルサイネージの普及はディスプレイ技術の進歩無くしては語れません。
商業施設や競技場に設置する大型ディスプレイでも鮮明で美しい映像をみせることが可能になる一方で、小型化・軽量化も実現して設置場所の制限がなくなってきました。
商業施設のように広いスペースがない小売店や飲食店で販促ツールとして利用したり金融機関や公共施設で案内板として利用するなど活用の用途も広がっています。

さらにネットワーク技術の進歩がデジタルサイネージの普及を後押ししています。
デジタルサイネージ導入当初はあらかじめ決められたコンテンツを保存してそれを繰り返すという単純なものでしたが、ネットワーク技術の進歩とともに運用者が必要に応じてコンテンツを切り替えられるようになりました。
手間もコストもあまりかけることなくいろいろな情報が発信できるようになったこともデジタルサイネージが普及した要因の1つです。

また、日本におけるデジタルサイネージの普及は2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催がきっかけという側面があります。
観戦に訪れる外国からの訪日客に対応するための多言語化はデジタルサイネージが得意とするところです。
技術大国日本を世界にアピールする絶好の機会でもあります。

しかし、東京オリンピックが終着点ではなく2020年以降もデジタルサイネージの市場拡大は続くのではないでしょうか。
テクノロジーの進歩と連動してデジタルサイネージもさらなる進化の可能性を秘めているからです。
立体映像技術、音声認識、人工知能をはじめこれから登場するかもしれない新しいテクノロジーが取り入れられることによってデジタルサイネージも進化していくでしょう。

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